カテゴリ:植物お勉強( 7 )

『マッピー』用ボーダー

Catha edulisの走り書き

Catha edulisは通称でKhat(カットまたはカート)とか呼ばれるニシシギ科の植物で、東アフリカやアラビア半島あたりが原産である。
向精神作用のある成分として、cathineが主に含まれる。
Catha edulisの栽培に関して、まず実生はそれほど難しくないということがいえる。
耐寒性もある程度あり、最低気温5℃以上の部屋であればおそらく越冬できる。
暑さに対しても強いようで、ある程度育てば真夏の直射日光にも耐える。
b0029648_21375967.jpgcathineの分子構造は左図のとおりである。見てわかるとおりcathineはモノアミンで、特にアンフェタミンと構造が似ている。
cathineが覚せい剤に近い構造を持ちながら、実際に使ったときの効果がそれほど強くないといわれる原因として一つに、分子中の水酸基(-OH)により分子の極性が高まり、血液-脳関門を通過しにくくなっていることが考えられる。
よって何らかの方法でこの水酸基をもっと極性の低い構造に変化させれば、向精神作用が上昇するんじゃあないかなとおもう。
もちろんいたずらにそんなものを作ってしまうのは倫理的に大問題であるから、やってはならないのだが。

ここのところ更新が滞ってます・・・。ぐうたらな性格は本当によろしくない。
[PR]

by aconitum | 2008-02-27 21:36 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

Mitragynine

大学も休みだし、こんなときこそ趣味の勉強でもするかね、ということで。
まあ英文訳してるだけだけど。
Mitragynine
Mitragyna speciosa(通称:Kratom)の主な薬効成分であるアルカロイド。
・エタノールやクロロホルム、カルボキシ基をもつ溶媒に溶ける。
・融点は40度前後。結晶粉末は白色。
・効能は「コカのような興奮とアヘンのような沈静が同時に訪れる感じ。」とのこと。コカもアヘンもやったことの無い一般人には全く想像がつかないわけだが。
・クラトンの葉はタバコとして用いるほか、乾燥粉末を煮出してお茶にして飲むなどの摂取方法がある。この場合9グラム程度用いると効能が得られるとのこと。カートのように生の葉を噛む方法もある。
・mitraynineはindole alkaloid の一種で、yohimbe alkaloid やvoacangine と化学的に類縁関係を持つ。
・mitragynineはδ-opioid receptorに作用し、cAMPの合成を抑制する(訳自信なし)

"δ-opioid~"辺りの内容が良く分からないので、もっとちゃんと調べる必要がありそう。
[PR]

by aconitum | 2007-03-11 23:41 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

Cytisus spp. 

b0029648_16374548.jpgb0029648_1638116.jpg
マメ科エニシダ属
地中海原産の植物で、ヨーロッパに広く分布し、
日本には17世紀後半ごろに、中国を経て入ってきたといわれる。
春ごろに花屋に行けば簡単に入手できる常緑低木の植物で、
春ごろに黄色、または一部赤みを帯びる小さな花を大量につける。
学名の種小名がspp. となっているのは、エニシダには多くの近縁種があり、
複数の情報源で学名と和名が一致していない場合があり、どれが正しい学名であるか
判断できないため、とりあえずspp. とした。

・和名,俗称
金雀枝(エニシダ),bloom 等

・成分と効能
成分はcytisineで、葉を乾燥させて喫煙することで心地良く落ち着いた気分になり、
多量に喫煙した場合、感覚が敏感になり、色彩感覚が鋭くなったりする。
幻覚を起こす作用はない。
効果は2時間から最大5時間程度までで、稀に軽い頭痛を起こす以外の副作用は見られない。

・栽培
丈夫で成長も早く、害虫もつき難いため、簡単に栽培できる。
冬以外は年中屋外の日当たりのよい場所に置いてやるとよい。
多少の雪にも耐えられるようで、屋外に地植えしているお宅もよく見かける。
うちでは鉢植えにしているので、冬は室内に取り込んでいる。種子からの栽培も容易。

・体験レポ
実験中・・

参考:
Christian Ratsch 著 「The encyclopedia of psychoactive plants」
奥井 真司 著「毒草大百科 愛蔵版」
[PR]

by aconitum | 2006-10-01 16:41 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

ダニ駆除トリモチ

b0029648_1957431.jpg
早速昨日の思いつきを作ってみた。なんのひねりもなくモチ液と呼ぶことにする。
実際に噴霧してみたところ、それなりに殺せてる感じ。
ただハダニが水自体に弱い(溺死する)ため、この効果がモチ由来なのかまだよく分からない。
前回水を撒いてダニを落としたときには、数日後にはもうダニだらけに戻ってたので、その辺りとの差で考えるという方針。

以下、今回のレシピと気づいたこと。
・用意するもの
-モチ(一株で1/2個くらい)
-水
-容器2,3個
-かき混ぜるもの(スプーンなど)
-ペットボトル
-ガーゼ
-霧吹き(モチが詰まって使えなくなる可能性があるので、出来るだけ安物)

・工程
1、モチを入れた容器に水を適量注ぐ。
2、それを1分くらいレンジでチン。モチ+水を軽く沸騰させる。
3、取り出してモチの原型が残ってないか見る。下左の写真みたいに明らかな固形が残ってたら、水を足してもう一度チン。
4、大体モチがとろけたら、それををよく混ぜる。
5、箸で掴めるようなダマを片っ端から食う。次の工程で食い物じゃなくなるため、容赦なく食う。
6、食器用洗剤を垂らす。適量はよくワカラン。とりあえず2,3滴。
7、かき混ぜる。この時点で下中央写真みたいな感じ。
8、どれだけ混ぜても結局霧吹きの穴に詰まりそうな細かいダマが残ってるので、ガーゼで濾す。このときペットボトルを横半分に切って、飲み口の側にガーゼをゆるく張ると、濾しやすい。
9、濾した液を薄めて完成。

・気づいた
-作るのが思ったより面倒くさい。特にダマがうるさい。
-ふつーにそこらで売ってる糊でどうにかできないか?
-結局は安さだけが取り柄っぽい。
-風下にたって噴霧すると不快。
b0029648_19593512.jpgb0029648_2032920.jpg
今年撒いたDaturaと、雑草として毎年生えてくるDaturaで少し種類が違うのだが、
撒いたほうのDaturaはダニだらけ、雑草のほうはダニなど全くいない。
ダニがつきにくい形質とかあるのかな?
来年は両者を交配でもして、ダニに強い形質獲得でも狙ってみるか・・。
下左が被害にあってる株、右がすぐ近くにいるのにあってない株。
b0029648_20124095.jpgb0029648_20124752.jpg

2006/9/20:追記
b0029648_21133849.jpg一応18日に撒いたはずなのだが、今日の時点で相変わらずダニだらけ・・・。
今度はモチの量を3倍にして、もう一度撒いてみました。
ガーゼで濾すことをせずに、細かいダマが多いまま使ってみた。
霧吹きの先端をはずしてしまえば、ダマも通れることが分かった。
[PR]

by aconitum | 2006-09-20 21:18 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

Sceletium tortuosum

b0029648_234467.jpg
ツルナ科スケレティウム属
南アフリカ原産の多肉植物だが、原産地では数が減りつつあり見つけにくくなっているという。

・俗称
kanna,canna,channa,kauwgoed,kauwgood,カンナ

・成分と効能
mesembrine, mesembrinine, tortuosamine を含む
南アフリカの人々によれば、Sceletium tortuosumの使用は不安やストレスを和らげるという。自身の内的世界に集中できるようになるとも。
多量に、特に大麻やアルコールと同時に用いた場合、穏やかな幻覚を見る。

・栽培
種子からの栽培は可能。
種子は非常に細かいので、蒔いた後に土で覆う必要はない。10日~20日程度で発芽する。
小さいうちは用土が乾いてしまわないように、常にある程度の湿り気を保つ。
サボテンと同じように育てろとかよく書かれているが、実際にはサボテンほど乾燥には耐えないので、用土はある程度保水性があったほうがいい。
特に、小さい鉢に植えた場合は、市販のサボテンの土では明らかに乾燥が速すぎる。

・その他
俗称が日本で普通に流通しているカンナや、cannabis(麻)と紛らわしいが、全くの別物。
日本の獣医さんで、コレを犬の睡眠薬として用いる方がいるらしい。
犬に普通の睡眠薬を使うとそのまま目覚めなくなってしまうことがあるため、これを使うとのことです。(ろでむさんのコメントより)

参考:Christian Ratsch 著 「The encyclopedia of psychoactive plants」

※mesembrineの構造式(左)、葉の表面光沢(右)
b0029648_23584792.jpg
b0029648_2347174.jpg

2006/10/1 改訂
[PR]

by aconitum | 2006-09-18 20:30 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

ハダニ駆除の薬剤を作る?

ハダニ等の駆除剤で、「粘着くん」というデンプンの粘りで
ハダニを窒息させるものがあるのだが、
成分表示を見たところ、入ってるのはデンプンと界面活性剤だけ、値段は700円強。
Datura inoxiaが激しくハダニ被害にあっている今日この頃、
しかしこんな簡単な成分のために700円はとても払いたくないので、
自分で作れないかという考え。

デンプンは分子の長さや、枝分かれの多さなどで粘り気が変わるのだが、
簡単に手に入る粘りのあるデンプンといったら、お餅でしょうか。
こいつを水に溶いて、更に適量の台所用洗剤を垂らして更にかき混ぜれば、
成分的にはデンプンと界面活性剤になりますが・・。
問題は餅にはデンプン以外にもいろいろ入ってたり、
界面活性剤が薬害を起こす可能性があったりすることか。
[PR]

by aconitum | 2006-09-17 19:00 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー

接木を利用して花芽形成

アサガオの本を立ち読みして知ったこと。
短日植物であるサツマイモ(Ipomoea batatas)は、日本で普通に育てると花芽形成の条件を満たすだけの連続暗期が、かなり寒い季節になってからでないと得られず、今度は温度が足りないために花が咲かないらしい(図1)。
このサツマイモの花を咲かせる方法として、サツマイモを、日本で花を咲かせることができるアサガオ(Ipomoea tricolor等)に接ぐことで、サツマイモの花を咲かすことができるらしい。
植物の花芽形成というのは、葉で作られたフロリゲン(florigen)という植物ホルモンが、植物体内に拡散し、成長点がそれを合図として、花芽形成を始めるという順序で起こる。
このため、ゆるい条件でフロリゲンを合成し始めるアサガオにサツマイモを接ぐことで、アサガオが作ったフロリゲンでもって、サツマイモの花芽形成を促進することができるという(図2(1))。
以前anadenanthera氏が、HBW(Argyreia nervosa)の花が咲かないといっていたが、もしかしたらHBWはサツマイモ同様、フロリゲンの合成される条件が厳しい植物なのかもしれない。
もしそうであれば、今回の方法でHBW等の花芽形成を起こさせてやることが可能っぽい。
アサガオとサツマイモは同じIpomoea属で、かなり近縁なため接木できるのだが、アサガオとHBWは属が違うので、サツマイモのようにちゃんと活着するとは限らないという問題はあるが、試す価値はあるかと。
なお、立ち読みした本では図2(1)の方法を言っていたが、フロリゲンは茎を下の方向にも拡散したはずなので、図2(2)のように、枝分かれの片方にアサガオを接いでしまう方法も可能ではないかと思う。

用語
短日植物:
連続暗期が一定時間以上だと、花芽形成を始める植物。
要するに夜が長くなってくると咲く。
ただし、暗い間に一瞬でも強い光が当たると、暗期が連続でないということになり、時間のカウントは0に戻る。
フロリゲン:
ずっと昔からつい最近まで、存在してることは分かってるのに、具体的にどんな物質だか分からなかった、花芽形成を促進するホルモン。つい最近になって、京大がこれを同定することに成功した。詳しくはここ、分かりにくければ、絵で説明してくださってるここ
b0029648_113125.jpgb0029648_1125290.jpg
[PR]

by aconitum | 2006-08-12 01:16 | 植物お勉強

『マッピー』用ボーダー