ピリフェラ白斑の相手
2007年 03月 20日
ちょうど家のピリフェラ白斑が花芽を出し始めた時分、ホムセンでも花芽の上がってるハオルチアがあったので、一目惚れ+交配目的で買ってきました。
斑が入って無い分ピリフェラ錦よりも地味ではあるが、肉厚で葉の先端がとがってる辺りがカッコイイ。
名前が「ハオルチア」で売られてて、ハオルチア属の何なのかは分からないが、まあそういうのは比較的どうでもいいこと。
コイツとピリをかけて上手いこと斑の入った種子が出来れば小躍りモノですが、可能性はかなり低いだろうな。
つかそれ以前にちゃんと交配できるかすらまだ分からないんだが。
今の状態見ると今日買ってきたほうが明らかに花咲くの早そうだし。
現在のハオルチア属オブツーサ、ピリフェラ白斑(Haworthia obtusa var.pilifera f.variegata)。
ちょっとだけ花芽が出てる。葉の上面がかなり白いため、段違いの透明感。
斑入りの植物の斑を種子で次の代に継がせる場合、必ず斑の入ってる植物のめしべに花粉を付けてやらなければならない。
なぜなら斑の形質は植物の細胞質に存在する葉緑体に由来するので、細胞質を含んでいない花粉は斑の遺伝には関係しないためである。
つまり逆に斑をもった植物の花粉を交配に用いても、斑の形質は遺伝しない。
なお、種子の中の胚に含まれる細胞が全部斑になってしまってしまった場合、植物が光合成を出来なくなるため、発芽後に育たない。
要するに完全に斑無しでもだめ、完全に斑だけでもだめなわけで、斑ものの実生は通常の実生より難しい。
とかは覚えとくとよい。
by aconitum | 2007-03-20 23:15 | 栽培日記